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29章:カルピス臭は塩素の香り (1/3)

29章:カルピス臭は塩素の香り



「楓く〜んたっだいま〜


紗理奈と入れ違いで、海斗登場…
テンションがた落ちの俺に対してめっちゃご機嫌だ

「へへ〜ご主人たまに小遣いもらってきたぜ〜奢るからめしでも食い行こう


おいおい頼むよ…、
別れの余韻に浸ってたのに…


「何で黙ってんの?ん…?クンクンなんか匂うな…。ここで何かあったろ

「えっ…、何でわかったんだ

「ふん俺をなめるなよ
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