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8章:マイナスな方向へ
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「何でそんな心配かけんの?」
「・・・」
「ドラマじゃないんだからさっ、そんな事簡単にやろうとするなよ」
「・・・」
「今日はずっと一緒にいるからさっ。寝室で一緒に寝よう」
「うん・・・」夏樹は泣きながら言った。
「お腹減ってない?」
「ちょっと減ったかも・・・」
「じゃあ弁当買ってくるよ」
「うん、早く帰ってきてね」
「わかった」
近くの弁当屋に到着し、俺は財布の中身を確認した。
510円
この3日間まともに食べてない。
俺は夏樹の好きな唐揚弁当を買った。
腹が減ってないと夏樹に言い訳をし、1つだけの弁当を夏樹に渡した。
夏樹は半分だけ弁当を食べ、捨てようとしたので俺は残りを食べた。
「もっと食べたいなぁ・・・。今まで俺は本当に贅沢をしていたんだなぁ」俺は思った。
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