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1998年 9月
朝起きると毎日考えていた。
「どんどんかおりや柳と過ごした時間から遠ざかってゆく」
「俺はこのまま生きていていいのか?」
仲間や家族の励ましの言葉は全く心に響かない。
無口な父親が毎晩俺に話しかけてきた。
「義弘、今日は何してたんだ?」
「いい加減学校に行くんだ」
「かおりちゃんや柳君はもう死んだんだ。」
「死んだ?・・・」
「父さんには解らないかもしれないけど俺はあの2人が死んだなんか思ってない。だからそんな言葉をもう二度と言わないで欲しい。あいつ等はあくまで細胞が消滅してしまっただけなんだ。人間の魂は絶対消滅しないと物理学でも言われてるんだよ。」
「じゃあ一体どこにいるんだ?」
「それは今調べてるトコ、明日また調べるからはっきり解ったらまた教えるよ。ただ物理学では多次元が存在すると言われてるからきっと他の次元に必ず存在してるはず。」
「そうか、じゃあわかったら教えてくれ」
父は涙を浮かべながら部屋に戻っていった。
毎日毎日図書館で量子論や相対性理論の本を読んだ。
仲間のワッキーが俺に言った。
「最近学校来ないけどなんかあった?」
俺はワッキーに理由をあっさり話した。
「なんかすげー重いな、ただよっちゃんはっきり言ってスゲー惨めだよ」
「ああ?」
「言い方悪かったワリー、お詫びに今夜オレんちに来いよ。いい物やるから」
その夜俺はワッキーの家に行った。ワッキーは机の中から小さいビニールの袋を取り出した。
「何これ?」
「いいからそれ食ってみろよ」
「毒入りじゃねーだろうな?」
「じゃあそれ持って帰っていいからよ、お前が食いたい時に食ってみろよ。絶対悪いもんじゃないからさっ」
「ふ〜ん」
袋の中には小さいキノコが数本入っていた。
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