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1章:プロローグ (3/4)

俺は歌舞伎町劇場通りを歩いていた。


人が倒れていた。人通りの多い歩道で・・・。


何があったのかと近づいてみると韓国人らしい片足の無い男が歩道上で寝ている。


俺は思った。「この街と同化している」


その男は誰からも助けられずにきっとこの状態なのだろう。景色の一部の様であり、当たり前の様にそこに存在しているから周りの者は気付かないのだろう。


「おじさん何か食べる?」俺は言った。


男の目が大きく開いたが返事は来ない。


近くのコンビニで弁当を数個買い、その倒れている男の横へ置いた。


「おじさんこれ食べなっ」

返事は来ない。


俺はそのまま仲間のいる居酒屋へ向かった。


明け方まで飲み明かし、劇場通りから駅に向かおうとした所、男はいなくなっていた。
その代わりに弁当の空き屑が歩道上に放置されていた。
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HOSPITAL ©著者:小上晴

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