ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

9章:泣ける (6/6)

つづき






828 名前:水先案名無い人  投稿日:2005/10/31(月) 01:15:10 ID:Fkk6BBzv0
それから9ヶ月がたったころ、マーチから息子たちへ手紙が届いた。
「あつし ゆうき へ
 げんきにしてるかな? ぼくは げんきです。
あつし と ゆうき と わかれたあと、ぼくは あたらしいかぞくに であい
ました。
 おとうさん と おかあさん と けんたくん の さんにんかぞくです。
ゆうきくんは まだまだ ちいさくて あまえんぼうさん です。
おおきく なったら けんたくんも あつし や ゆうき の ように
やさしいこに なってほしいな。
いつまでも げんきでね。 
                        マーチ」
かわりに読んでいたわたしは、途中で主人に代わってくれといい、
彼もあと少しで涙するところだった。
上の子は、まだたくさん泣いていい年頃なのに泣くのを必死にこらえている。
「悲しくないのにね、何で泣いちゃうんだろうね。」
一生懸命笑おうとしておかしな顔になっている息子を見て、
わたしたちも泣きながら笑った。
下の子はよく分かってないみたいだけど、一緒に笑った。
たった一台の車が、よく出来た夫と優しい息子たちをわたしに与えてくれた。
そして、けんたくんのおかあさんがやさしい贈り物を贈ってくれた。
私は今何気ない日常の中で嬉し涙の味をかみ締めている。


150 /509

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

こぴぺ ©著者:鷹助

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.