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8章:幸福。 (2/22)

彼から朝電話がかかってきた。


それだけのことが新鮮だった。


「野暮用で。今は銀行。家賃払いにきた。」後ろで機械的なATMの操作音が聞こえる。操作を始めると彼の返事が遅くなり、いっぺんにふたつのことができないタイプなんだなぁと思うと可愛くて愛しい。


そういえば、日が沈んでからしか会ったことがなかった。


夜の彼しか知らなかった。


これからは、朝も、昼も、夜も。

これから来る春も夏も秋も一緒に過ごせる?
そして、2回目の冬は迎えることができるんだろうか。


好きな気持ちを抑えなくていいことが、こんなにも嬉しいなんて!!!
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「ホストの彼女」 ©著者:美桜

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