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7章:事件。
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この時は舞い上がったけどね。
今の彼は、休みの日客と会うことになったり、自分の家に帰ったりしていても、終電くらいの時間には必ず帰ってきて私といる。
つまり、だ。
あの日うまいこと言って22時に帰った彼は、当時の彼女の家に帰ったんじゃないかと、私は踏んでいる。
だってさ、普通付き合ったその日だし、もうセックスだって済んでるんだから、一緒に帰ってするじゃない?
まぁ、考えもしなかったけどね。
帰り道、ガラにもなく浮かれた声で、奈美に電話をかけたくらいだから。
「もぉしもぉし♪」
「あんた、奈月さんと進展あったね?」
「あのね、あのね、ウフフ♪」
「気持ち悪いから早く言いな!!」
「付き合っちゃった〜☆えへえへ」
「あらオメデトー!!
ていうか、あんたってなんでそんなすぐ付き合うみたいな流れになるワケ?
私色恋すらされないのに(笑)」
「わかんないけど、ゆうくん大好きぃ♪」
「はいはい。また近々飲もー。
奈月さんの店行って、釘刺すわ。騙すなよって。」
「それ是非頼みたい!!」
なんて。
確証はないけれど、多分、ここから私が本当の意味で本カノになるまでは、数ヶ月かかってるんじゃないかと思う。
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「ホストの彼女」 ©著者:美桜
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