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2章:金。 (2/7)

「ドンペリ。白でいいや。」




久々に顔を出した彼の店。


いつも最低料金で飲んで、月に2回くらいしか来ない私が、何もないのにそんなこと言い出すから、従業員は目を丸くしていた。


私は、この金で何を買ったんだろう。


少なくともすでに彼は、私の財布を好きで一緒にいるワケじゃないのに。
お金を使ったからって、喜んではもらえないのに。


もしそうだったなら、どれだけ楽だったろう。

もしそうだったなら、私は風俗に堕ちたってかまわなかったのに。
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「ホストの彼女」 ©著者:美桜

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