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20章:限界
お正月は、県外へ日の出を見に行った。
車で日の出待機してたら、2人とも爆睡してしまって、目覚めたのは10時。
笑ってしまった。
それから何度かデートをした。
合鍵をもらった。
私が休みの日、祐二が帰ってくるまでに洗濯、掃除をしていた。
その時に気付いた。
飾り棚の上に、缶コーヒーがあった。
祐二が車で寝てしまった日、私が毛布と一緒に持って行った缶コーヒーだった。
祐二が帰ってきて、缶コーヒーの事を聞いてみた。
「ごめん!俺、ブラックしか飲めなくて…でも、美加がせっかく買ってきてくれたから捨てれなくて飾ってる。」
祐二の言葉が嬉しかった。
私なら、飲んだふりして捨てちゃってるから。
すごくいい感じの2人。
毎日が幸せだった。
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