島田とランチしながら、これからの事を相談し、
しばらくは慰謝料で、のんびりしながら昼間の仕事を探してみればと言われて、

「昼間なんて10年以上も働いた事が無いから出来るかしら」

『10年以上』

「あっ」

嬉しさで年齢を誤魔化してるのを忘れてた亜梨紗でした。

「実は…」

将馬は弟では無く息子で年齢も誤魔化してるのを島田に打ち明けると

「嫌いになりましたか」

『嫌っビックリしただけだよ』

「そんな事より島田社長に助けて頂いたので何かお礼しなきゃね」

『いらないよ』

「島田社長なら何か欲しい物なんて有りませんよね何でも手に入りますよね」

『だから気にしなくていいから』
（亜梨紗が欲しいなんて言ったら抱かせてくれるとは思うが…それなら西谷達と同じになるな私は１人の男性として惚れられて抱きたい）

「じゃ〜体で、お礼しょ〜かな」

『お礼は要らないから』

ランチ後のコーヒーを、一口飲んで亜梨紗は立ち上がり

「ちょっとトイレに行って来ます」

個室を出て行きました。