清志のメルセデスがマンションの前で、ハザードを上げて止まり、

「また逢えるの」

清志は言葉を詰まらせながら…
真耶には逢いたいが、愛人はススキノで顔が広くヤクザなどにも顔が利き、
愛人の人脈で会社の危機を救って貰ったのでバレると真耶にも迷惑が掛かると

「じゃ〜子供をダシにヤリに来ただけ」

『すまん昨日、真耶を見たら我慢が出来なく』

「解ったわこれで最後ねさよなら」

助手席から降りようとドアを開けると、

『最後にキスをしてくれないか頼むよ』

「いいわよ」

メルセデスのルームランプに照らされながら長いキスをして、

「さよなら」

メルセデスが走り去ると、対向車線に止まってた白いフーガから桑野が降りて来ました。

『亜梨紗』

「あっ」

『俺と別れて、あのオヤジに乗り換えるのか』

「違うわ」

『キスしてたの見たんだぞ』


とりあえずフーガに乗り、

『どこかに止めて話ししよう』

再び…
清志と行った河川敷公園の駐車場へ