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7章:プロポーズ (5/5)

アカネは二時間くらい買い物をしてからマンションに戻った。

「悦子さん、ただいま。」
部屋に入ると、あのたくさんのバラの花束は消えていた。


「悦子さん、バラは?」


アカネがたずねると、悦子は

『ゴミ袋に入れて捨てたわ。』

と言った。


『ついでに、指輪も・・・』


悦子は、あのバラたちと一緒に指輪もゴミに出していた。


「だって、あれ、悦子さんが大事にしてきたものなのに?どうして・・・?」


『だって、あたしがいつまでもサトシを忘れられないから、サトシが毎年あたしにバラをプレゼントするのよ。毎年死んだ相手にプロポーズされるのも困るのよね。返事のしようがないじゃない。』


悦子は笑いながら言った。

『そろそろあたしにも恋愛させてね、さよならサトシ。』


ふっきれた悦子さんの顔は晴れやかだった。



翌年から、悦子の元にバラの花束は届かなくなったとか・・・


あの花束は、誰から贈られてきたのかアカネも悦子もわからなかった。



本当に天国のサトシからだったんじゃないかと、悦子は思っている・・・
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浮気調査員悦子(エツコ) ©著者:ポチャ子

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