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6章:人探し3 (15/15)

みゆきさんは、その占い師の言葉を信じてあのツリーの前でずっとリョウヤを待っていた。


そのリョウヤが本当の兄であってもなくても、みゆきさんは兄だと思い信じることにしたのだそうだ。


お母さんも元気で、ずっとリョウヤのことを気にしていたらしい。

リョウヤが会いに行くと喜んで涙を流した。


ずっと苦しい生活をしてきたのか、ずいぶんやつれていたようで、リョウヤはこれからは三人一緒に暮らしていこうと決意して、ホストも辞めた。


新しい仕事も友人のつてで見つかった。

妹のみゆきさんには、夢だった美容師になるための専門学校へ行くことを進め、夜の仕事は辞めさせた。

ホストで貯めたお金は、専門学校のお金と、新しい家を借りるのに使った。


今は全て良い方向に向かって進んでいることを知り、アカネはほっとした。


リョウヤは、

「依頼をたのんで良かった。」

と笑顔で話した。


二人はリョウヤの幸せそうな笑顔に見送られ、マンションを出た。



帰りの車の中、アカネは

「幸せになってくれてよかったですね。」

と言った。

『なんとなくわかってたけどね。』

悦子は窓の外の景色を見ながら呟くように言った。
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浮気調査員悦子(エツコ) ©著者:ポチャ子

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