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2章:悦子の原点 (2/15)

そんな悦子につけられたあだ名は、

“女王様”

悦子にぴったりだった。

綺麗で、知的で、資産もあって、少し毒々しい感じ。
近寄りがたいと思わせるオーラを出していた悦子は、声をかけられることがなかったので、友達はいなかった。


悦子は、大学四年間のほとんどを一人で過ごした。


『日本人って、なんでこうなのかしら。私に興味があるくせに、臆病で話しかけようともしない。』


孤独を感じていた悦子は、こんなふうに思っていた。

大学を卒業した悦子は、アメリカへ帰ろうか迷っていた。

日本には、とくにやりたいこともなかったし、仕事も決めていなかった。


容姿を生かしてモデルをやるとか・・・

得意な英語を生かして、フライトアテンダントになるとか・・・

考えても考えても、いまいちパッとしなかった。

悦子は、そういうモヤモヤを抱きながら、毎晩飲み歩いた。

いつもホストクラブ。

お気に入りの店があるわけでもなく、ただなんとなく入っていた。


悦子は、その容姿と、VIPさと、豪快なキャラと飲みっぷりから、ホストの間では知らない人はいなかった。
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浮気調査員悦子(エツコ) ©著者:ポチャ子

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