みみちゃん…


可愛い僕の、僕だけのみみちゃん…


たくさん、いろんな経験したね…




君は僕が呼び出す度、体を強ばらせ怯えた目で見上げながら付いて来たね…


何度も何度も呼び出す度、君は毎回同じ顔して嫌がった。


だけどね…



今度は何をされるんだろう。

今度は何処で、どうやって犯されるんだろう。



そんな新しい経験をする事に、本当は胸を踊らせていたんじゃないかい？


胸に手をあてて考えてごらん。



本当に嫌だった？


本当に辛かった？


本当に逃げ出したかった？





君は僕の事涙目で見てたけど。


その目の奥にあるものを僕は知っていたよ…？



『せんせい、やめないで』


『もっと、いっぱい意地悪して』

『もっともっと、強くいっぱいいじめて』





君も気付いていただろう？


自分がどんな嗜好があって、どんな風にされたいのか。



君は正真のマゾだ。



僕からは二度と離れられないよ…







そう、あんな事が起きるまでは…

僕はそう信じて疑わなかった。