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5章:狂気
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5章:狂気
可愛い、みみちゃん…
何してるかなぁ…?
隣のクラスの授業を終え、休み時間ざわざわと賑やかな彼女のクラスの前を通る。
中にふと目をやると、何やら甲高い声がした。
お尻を叩きながら立ち上がり、恥ずかしそうに顔を赤らめる彼女と向き合っていたのはあの吉井だった。
偉そうにドカンと椅子に座りニヤニヤしながら、してやったり…の顔。
周りの生徒も面白そうにそれを見て笑う。
「やめてようっ!」
小さな声でそう言って、彼女は教室を飛び出した。
僕が見てるとも知らずに…
ふざけた糞ガキが……!!
その日僕は一日、妙にイライラしていた。
あれが毎日繰り返されているのか?
あんなガキに、僕のみみちゃんが……
放課後、開け放した職員室の窓から、ふと吉井の声が近くでする事に気づく。
どうやら部室が近く、談笑する声が僕の耳に入ってきたらしい。
「オイ、お前本当わかりやすいよな!」
「はぁ?何の事だよ?」
「みんな、フツーに分かりますから!!」
ゲラゲラと笑う数人の男達の声。
吉井と、その部活の仲間らしい。
新しく作ったプリントに目を落としながら、耳を傾ける。
「柴崎の事、好きなんだろ!?」
思わず握っていたペンを落とす。
隣のデスクの教師が、気を使って拾ってくれた。
「はぁ?意味わかんねーし」
「皆気付いてっから!!」
「皆ってなんだよ」
「お前が昔からあいつの事好きなのだよ!」
「馬鹿じゃねー!!ただの幼馴染みだし」
無理して弁解しているように聞こえた。
誰でもそう思うだろう…
本当に分かりやすい男だ。
顔がジリジリと熱くなる。
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