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2章:支配 (1/13)

2章:支配

ヒヒ…


毎日笑いが止まらないよ…


あの日の事を思い出す度…





僕は異常に興奮していた。




そうだ。


後悔してたかって…?


確かに、少しは反省したよ。


反省…


反省じゃなくて、恐怖を感じてた。


やっぱり、まずかったか。




まさかあんなにうまく行くなんて思ってなかったからね…




僕も教師だ。


この事がバレたら、大変な事になるだろう。




でも、そんな事より。



たまらなかった。



あの時の気持ちといったら…





ずっと、僕の心の中でそっと抱いていた妄想だ。


現実になるなんてねぇ…




辞められる訳、ないだろう?




そしてあの彼女は僕を受け入れた。


彼女の固い理性というガードを突き破って、奥深くに眠っていた本能に飲み込まれてしまったんだ。

後悔しているだろう。


僕よりも彼女の方がね…


















さて、どうするか…



このまま辞める訳はないんだけど。


すぐに食い付いても、ただ怖がらせて理性を戻してしまうだけな気がする。



彼女は、おそらく正真正銘、確実にMなはずだ。


死ぬほど嫌だったろう。



彼女のビジョンの中には、僕のような男は絶対に映り得なかっただろう。


でも彼女は、最悪な形で僕を受け入れなくてはいけなくなった。


なのに…


快楽に負けてしまった。



こんな気持ちの悪いオヤジに犯される。


どんな気分だったろう。



だけど快楽に負けてしまったのだ。




あの出来事は、強烈に脳裏に焼き付けられただろう。


果たして、彼女は理性を取り戻せるだろうか…?





僕はかなりの変態だけど…



彼女にも、もしかしたらその気があるのではないだろうか?




まぁ、あくまで何の根拠もないただの予測だけれど。



ただ、僕はその予測が、かなりの確率で当たるのではないかと確信している。
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