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2章:父さんの兄… (4/4)



なにも知らず学校から帰宅したママ。




麗: ただいま…



何かあったとすぐにわかった。



一郎: 麗…荷物をまとめなさい…


麗: 荷物…?どうして…?

一郎: おまえは今日から家の子じゃなくなるんだ…


麗: えっ…?


リヨ: お父さん!いい加減にして下さい!何をバカなこと言ってるんですか!!

一郎: うるさい!!おまえは黙ってろ!!


麗: 私は…私はどこに行くの?


兄: 麗ちゃん、麗ちゃんは今日から叔父さんの子供になるんだよ


麗: おじさんの子供…?


兄: そうだよ。


麗: どうして…?


一郎: いいから!黙っていうことを聞きなさい!


兄: 心配しなくていいんだよ。麗ちゃんの欲しい物はなんでも買ってあげるよ。赤い靴もワンピースも。


麗: ほんとぉ…?


兄: だから、叔父さんと一緒に行こうね。


麗: いいのぉ…?母さん…

リヨ: ………



ばあちゃんは何も言えなかった…。
じいちゃんからは口を出すなと言われ、兄さんの子供になるということが、どうゆうことなのか理解していないこの子が…【赤い靴】を買ってあげると言われ…嬉しい顔をしている…きっと…一生かけても娘に【赤い靴】なんて買ってあげられない…。


ばあちゃんはフッと思った…

この子はもしかしたら…兄さんの家の子になったほうが幸せかもしれない…

兄さんになついてるし…欲しい物はいくらでも買ってもらえるんだもの…

親は子供の幸せについて考えるのは当たり前…
この子にとって幸せなほうを考えてあげなければ…。


麗…もう…貧乏だって…周りからからかわれることは無くなるね…


美味しいものもたくさん食べられるよ…。


【幸せになってね…】



あんたが帰りたくなったらいつでも迎えに行くから…


母はいつでもあなたを迎えに行きます…


ばあちゃんの心の中の気持ちだった…。


悲しいお別れとも知らず…荷物をまとめるママ…



この時…父であるじいちゃんは何を思ったの…?



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ママの物語… ©著者:みち★

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