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2章:孤独
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「将吉〜!」
敬浩はいつでも俺を見付けると声を掛けてくれた。
「おぅ!」
俺は敬浩に軽く手を上げるものの、そこに近付かなくなった。
「なんだよ、将吉もこっちこいよ!」
「いや、俺はいいや約束あるし。」
口から出まかせ言って、敬浩と奈津を避ける。
でもそうさせたのは誰でもない、敬浩だ。
最初のうちは俺だって普通に遊びに誘ってたけど、いつも奈津絡みで断られたから。
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壊れた欲望 ©著者:桜花
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