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4章:依存
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弾けて床に転がるボタン。
不安定な姿勢は辛い。
プラスチックの便座の蓋は冷たく、尻の骨が圧迫されて痛い。
今田: さようなら、みみちゃん。これでお別れだ。
みみ: ……!
今田はポケットからロープを取りだし、みみの腕を後ろ手に縛った。
細いロープはキツく結ばれ、食い込んで痛い。動けない。
恐怖で固まるみみ。
今田: 君は本当に先生を怒らせてしまったね…
みみ: せんせえっ!…怖いッ、ほどいてよぉっ!
みみは頭を振り足をバタつかせながら訴える。
今田は耳を貸さず、またロープを取り出した。
今田: 誰でもいいんなら、誰かにやられればいい……きっと、誰かが相手してくれるよ……
足と手すりを縛る。
みみは言葉が出ない。
胸をさらけ出すように後ろ手でキツく縛られた上に、両足すらもみっともない格好でトイレに縛り付けられてしまったのだ。
みみ: ………!
みみの顔は血の気が引き、真っ白になってゆく。
今田は床に転がったボタンを蹴飛ばし、またポケットから何やら紙を取り出した。
それをみみのすぐ後ろに張り付ける。
振り返ろうとしたが、首がそこまで回らない。
今田: さようなら、かわいいみみちゃん……
今田は目の前で寂しそうな顔で呟く。
後ろを向いた。
みみ: せんせえっ…!怖いよぉっ……!
涙を流しながら精一杯の声で訴えるみみ。
今田は一瞬立ち止まったが、鍵を開け出ていってしまった。
そのドアを閉めずに…
みみの体は恐怖を通り越し、生暖かいものが流れる。
気づくと震える両足の間から、ダラダラと流れ落ちる。
みみは失禁してしまっていた。
まだまだ夜は長そうだ。
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