ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

3章:吉井君 (2/27)

数学の授業はみみの一番退屈な時間でもあった。

いつものように頬杖をついて、窓の外をぼんやり眺めている。

決まって、一番後ろの席の吉井がちょっかいを出してくるのだ。

肩を叩かれ振り返ると、何やら紙を渡された。

ちらりと一番後ろの席を見ると、よしいが笑って様子を伺っている。

前に向き直り、紙をひろげる。

「オッパイ!見せて!」


なんて幼稚なんだろう。
でも、今田の事を思い出し少しだけ胸が高鳴った。

後ろではくすくすと笑い声が聞こえる。

なんだか見透かされているようで恥ずかしく、じっと前を向いているしかなかった。


友人にあんな事をいわれた日から、なんだか気になってしょうがない。

みみはいつも以上にいじらしい態度しか取れなかった。




休み時間。

みみ: いやぁっ!

足をひっかけられ、その場で派手に転んでしまった。


一瞬、空気が凍り付く。

前のめりに手を付いてしまったので、スカートがめくれ、みみの白い太股やパンティがあらわになってしまったのだ。

いそいで立ち上がり、恥ずかしそうにお尻をはたくみみ。


ふと視線を感じ、振り返る。
吉井が立っていた。

驚いて立ち尽くす吉井。息を飲み、顔を真っ赤にしている。

みみはその目が合うと、急に恥ずかしくなり顔から火が出そうに赤くなる。

みみは走って教室を飛び出した。


みみ: (ぜったい見られたっ!みみのパンツ…!どおしよおっ!!)

トイレに駆け込み、鏡を見る。
乱れた髪を治しながら、さっきの吉井の顔を思い出した。

みみ: (はずかしいっ…!)

穴があったら入りたいくらいだ。しかし、みみはなんだか妙に興奮していた。
55 /169

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

みみ ©著者:まお

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.