夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
6章:後悔
(20/20)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
みみ: でも…もう今さらかも知れないけど……
吉井: ……
吉井は下を向き、目を強く瞑った。
みみ: それでも吉井くんが……好きだったの…
吉井: ……
みみ: すごく好き…!!
吉井は顔を上げる。
みみはそっとその顔を覗きこんだ。
みみ: よしいくん…?
吉井は立ち上がり、尻をはたいた。
みみ: まってっ…!
みみも慌てて立ち上がる。
吉井: 駄目だ
みみ: なんでっ…!
吉井: 前みてぇになんて……
みみは吉井の上着を強く引っ張る。
みみ: こっち…見て!!
吉井はゆっくり振り返り、向き合った。
みみ: いつでもいいんでしょ…?
吉井: えっ…
みみ: 吉井くん、言ってたよ!……キスした日……
吉井: ……
吉井のうるんだ目が、みみを見据える。
みみ: 俺はいつでもいいって……待っててやるって……
バサッ、と紙袋が音を立て落ちる。
吉井はみみのその華奢な体を、力一杯抱き寄せた。
初めてだ。
こんなに強く抱き締められるのは。
みみはその頼りがいのあるしっかりとした胸に顔を埋め、声を出して泣いた。
みみ: ごめっ……いままでっ……
吉井は黙ったままだ。
しかしみみは分かっていた。
それが不器用で照れ屋で大胆な、吉井の想いそのものなのだと。
泣きじゃくるみみの小さな頭をぽんぽんと叩きながら、吉井は言った。
吉井: 卒業したら、こっち来い
みみ: えっ…?
吉井: 待っててやるからよ……グズ!
足元に転がった紙袋。
一枚の絵が飛び出していた。
『だいすき吉井くん!!引っ越しちゃうけど、みみはなかないから。いつか帰ってきたら、みみのことおよめさんに、してね!』
ムスッとした吉井の似顔絵。
その隣にはバスケットボールを持ったみみの笑顔と、7色の大きな虹が描かれていた。
終
<前へ
168 /169
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
みみ ©著者:まお
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.