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3章:壊れるモラル (4/4)

「もしもし」
電話は真菜からだった。大事な話があるみたいだった。
「今から亜美たちも来るんだけど、冬子も来れないかな?」
「うん、いいよぉ」私は答えた。裕貴くんには、明日お店で会えるし…と畳みかけの洋服をそのままにして家を出た。


「詩織〜。久しぶり♪お腹おっきくなったね」と私は詩織に手を振りながら言った。椅子に座ってミルクティーを注文する。
「…で、話って?」と亜美が急かして聞いた。
「実は〜結婚することになったの。できちゃって」と真菜はお腹を指さしながら笑った。
「私もやっと幸せの仲間入りだよ」と続けて真菜は恥ずかしそうに笑った。
(幸せ…か)私は俯いた。
真菜たちと別れ私は帰り道をトボトボと歩いた。雑貨屋の前を歩いていると、かわいいマグカップが飾ってあるのを見つけた。1つは赤色、もう1つは青色で色違いお揃いのマグカップだ。裕貴くんの家には、マグカップが1つしかなかったことを思い出し、私はマグカップをレジへ持っていった。
家に着き電気をつけた。歩は出張で2週間いない。夕飯代わりのカップラーメンにお湯を入れ
(裕貴くん喜ぶかな…)そう思いながら、さっき買ったマグカップを見つめた。
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壊れる―コワレル― ©著者:あおい美咲

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