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161章:遠くて近い街
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カナを普通にギャル店に紹介してもよかったが、新宿 渋谷の店は嬢レベルがそこそこ高かったんで、カナを入店させた所で稼げなくなり店を辞めるのは目に見えていた。
俺
『カナちゃんさぁ片番3万欲しいんだよね?』
カナは3万欲しいってさっきも言っていたが、あえてカナに3万欲しいって又言わせて、そこから話を畳み込もうと考えていた。
カナ
『うん。さっきも言ったけど3万稼げないと生活できないよ』
俺
『そうですよね。3万ないと生活苦しくなっちゃうもんね』
更に 更に3万を印象付けるよう俺からも3万を口にした。
俺
『カナちゃんさぁ3万を安定して稼ぐんなら横浜の曙町や川崎はダメかな?』
カナ
『え〜遠いよ!無理無理』
俺
『金髪や日焼けを少し直す事は出来るかな?』
カナ
『それは出来るけど曙町は無理だよ』
記憶が曖昧だがたしかカナは錦糸町近辺に住んでいたように思う。
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