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130章:烏合の集 (2/2)

新宿アルタの脇には誰が命名したか定かではないがスカウト通りがある。



果物屋んとこに数名


ABCマートんとこに数名


ゲーセン前に数名


大黒屋んとこに数名


他にも数名…





どんだけいるんだ!



そんなカラスの集団の中に俺はいた。


『お疲れっす』
『お疲れぇぇす』
『お疲れすっぅぅ』


同じ会社や同業者と見るや皆『お疲れすぅ』
を連呼していた。



最初その光景を見た時は
『ルノアールやアヤにたむろってるマルチ商法の連中かよ』
なんて俯瞰(ふかん)していた。





ドルガバ
『とりあえず最初は声かけるの抵抗あると思うけど、ドンドン声かけて行こう』



が、




声をかける事ができねえ。

恥ずかしくて第一声が出なかった。


あまりに恥ずかしくて声はかけたものの緊張のあまり『新宿駅はどこですか?』なんてチンプンカンな言葉も言ったりした。




クサ(大麻)やタマ(MDMA)喰ってりゃ、人類みな兄弟で声かけられると思ったが、幼少フラッシュバックの件があり薬物からは遠ざかっていた。




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