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150章:翌日
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150章:翌日
朝食を家族で取っていると母が「お父さんの株、利益があるから処分しようかな?」と言うので、私が「いいんじゃない。」と言うと妹も賛同した。
当時、株式市場は○○ショックの影響で前の年から大きく値を崩していて、残してくれた株はマイナーな会社の株ばかりで、より一層値を崩していた。
前の年、母が在職中に付き合いのあった証券会社の人に言われるがままに買ってしまった投資信託をショックが起こる前に、私の忠告で決済していた母は大きな損失を回避できたので、私にそう言う事は聞く事が多かった。妹は当時、外資の投資銀行の運用部門で働いていて、職場がリストラの嵐になっていたので、神経がピリピリしていた事もあり、決済する事に賛同してくれた。
さらに母がそれでそのお金よ相談もしたので、「でも、そろそろ下値だからなの通った会社の株にするのもありかな?」と私が言うと、妹はそれには賛同しなかったが、母は「例えば?」と私に聞くので、私の働く会社の系列の銀行とか商社の話しをすると、「あなたが言うなら、有名な会社だし、そうしてみようかしら?」と言うので、「ここまで下がれば、配当もいいし、貯金がわりだと思えばいいんじゃない?」と言うと、そうしてるうちに自宅を出る時間になったので、朝食を終え、家を出た。
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