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121章:日曜日
翌日教えてもらった社宅の住所を元に地図で場所を確認した。本社からの人間なので、家族持ちでも大丈夫な庭付き一戸建てなのだが住所を聞いた時に父方の叔母の家の近くだなぁって思ったのだが、そこは高級住宅街で叔母の家と一区画しか離れていなかった。
「うわーっ、これはここ行くとなったら挨拶しなくちゃいけなくなるな^^;」と思いながら、子供の頃にお邪魔した記憶だと、大きい家しかなかったような気がした。こんなとこに連れて行ったら、また勘違いさせちゃうなーと思いながら、夜にまたサトちゃんに電話した。
「うわー、二日連続で電話くれたー!」と言うので、「そうだねー」と答えると「なんかイヤイヤですかー?」と返してきたので、「そんな事ないよ!」と言って、福岡の話をした。
福岡って言っても親父の田舎は外れだし、街は飲み屋街くらいしか詳しくないので、「福岡に限らず九州は新幹線使えば他の観光地み行けるから、調べて行ってみたくなったとこあったら行こうか?」と言うと、「わーい、じゃあ調べてみますね!」って言うような話をして電話を終えた。
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まるでダメ男 ©著者:よしひろ
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