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12章:「オレの名は、」 三年半後の六本木。 (1/10)

12章:「オレの名は、」 三年半後の六本木。

 夕方に起きた真鍋は、黍野が手配してくれたホテルにいた。

 スーツの内ポケットを探ると、会長に貰った三百万がそのまま残っていた。

 二日酔いで、うる覚えの昨夜の事を思い出す。

 よく思い出すと真鍋は、金を払った記憶は無く、全て黍野が接待してくれていた。

 ズボンのポケットには、携帯電話が入っており、よく見るとメールが入っていた。

 最新のケータイの操作に戸惑いながらメールを見ると

「090ー****ー**** リュウ 起きたら連絡下さい。」

 と黍野からのメールだ。

 二日酔いのため、すぐには連絡せず、ホテルのテレビをつける。

 テレビを見ると、見たこともない芸人やタレントなどが出演していて、三年半の刑務所暮らしがいかに長かったのかを実感した。

 番組の合間に、ポカリスエットのCMが流れた。


 一瞬ケーコの事が頭をよぎる。


 しかし、長い刑務所生活によって、ケーコと会う事を断念した真鍋はテレビを消した。
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『回収屋』〜光と影〜 ©著者:奈義

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