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7章:「オレの名は、」 運命。
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7章:「オレの名は、」 運命。
ホテルの一室
ケーコと真鍋は、お互いの再会を肌で確め合った。
ベッドに寝そべる二人。
ケーコ「あの客大丈夫かな?」
真鍋「生きてるから大丈夫だよ。」
ケーコ「でも……。」
真鍋「あーゆうオッサンは、会社での立場もあるから、キャバ嬢と口論になって刺されたって事が、公になるのを嫌がるから、警察に行く事は無いよ。」
ケーコ「そーかなぁ?」
少し前から、ケーコのケータイがずっと鳴っている。
真鍋「ケータイ鳴ってるよ。」
ケーコ「うん、いーの。」
真鍋「ふーん。」
素っ気ない真鍋。
ケーコ「気にならないの?」
真鍋「別に…。どーせ客だろ?逆に出ないと仕事に響くから、出た方がいいよ。」
ケーコ「ありがと。」
ケーコはベッドの横にあるソファーに腰掛け、ケータイに出る。
ケーコ「………うん、ごめん。………違うよ。お店の友達の家。……本当だよ。………うん。昼には帰るから。………わかってる。……じゃ。」
ケータイを切る。
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『回収屋』〜光と影〜 ©著者:奈義
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