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2章:「オレの名は、」出会い。
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フロアの中で輝くミラーボールよりも美しく、一際輝いているそのコを目掛けて、人混みをかき分け近付き声をかけた。
真鍋「見ない顔だね?」
地元では恐がられ、危ない存在として有名な真鍋に対して、物怖じせず声を掛けた真鍋を不敵な笑みを浮かべ見つめている。
それどころか、真鍋が飲んでいる瓶ビールを無言で奪い取りゴクゴクと飲み始めた。
3口ほどビールを飲み終えると、再び不適な笑みを浮かべ、女はようやく真鍋の質問に答えた。
女「そう。先月までアメリカにいたの。」
真鍋「へぇー、だからだ!名前はなんていうの?」
女「ケーコ、青木恵子っ!」
真鍋「ご丁寧に、フルネームで教えてくれて、ドーモ。」
真鍋はケーコの手からビールを取り戻し、ゴクゴクと残ったビールを飲み干す。
真鍋が話そうとすると、ケーコは真鍋に近付き耳元でささやく。
ケーコ「アナタの事はよく知ってるわ。岡山じゃ有名人だもんね。みーんな、アナタの事見てる…ほらぁ。」
軽く周りを見渡すと、真鍋と目が合った人達は軽く会釈をした。
ケーコ「ねっ。真鍋ケータくん。」
ケーコに視線を戻す。
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『回収屋』〜光と影〜 ©著者:奈義
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