三年以上の月日を経て藤江とヒカルは仕事という鉛を外し、そして結ばれた。

　藤江は真鍋に対する対抗心や劣等感を払拭するために、真鍋に闘いを挑んだ。


　しかし、結果は一方的な藤江の敗北。


　真の男は負けてこそ強くなる。


　真鍋との敗北の先に掴んだのは、かけがえの無い小さな幸せ、ヤッチだった。


　サギをやった藤江を明るく包み、黒く荒んだ藤江の心はヤッチの優しさで救われた。


　<チョークグループ>では真鍋と藤江を明るく照らすヒカルは、藤江だけを照らし、ヒカルの名を捨てた。

　自由奔放な性格に時折見せる気の強さ、藤江といる時にしか見せない素の部分。

　藤江は大切なヤッチを手に入れ、巨大な敵<ライオンサルト>に挑む。
　
　守るべき存在を手に入れた藤江は強くなった！



　一方真鍋はケーコの事を忘れられず一人、部屋で苦しむ。


　そんな真鍋を周りは待ってはくれない…。