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3章:口 (1/5)

3章:口

口。

唇。

口は人間に取って最も重要。

栄養を摂取する食べ物も、愛情を表現するKissも唇。

人を傷つける事も、助ける言葉を発するのも口を開ける事から始まる。

自らに災いを呼ぶ言葉を発する口は災いの元と言う言葉もある。

体調不良も唇の色でわかる。

兎にも角にも人間が生きる上では、欠かせない場所であり物でありある意味、臓器。



さて、これからどうした物か?

何も無き空間に掌を押し当てる。

温かさも温もりも感じない。


いや、季節などこの空間にはないのだ。

暑さも寒さもない。

ちょうどいい体感温度。

季節で言うなら春と秋??

考えてみたら、春と秋が同じと言うのはおかしい。

春はこれから暖かく暑くなる夏がやってくる。

しかし秋はどうだろう??

秋の次にやってくるのは冬。

極寒である。

なのに、春と秋は似てると言われる。

上手く季節が調和されての事だろうか?

考えたところ、地球規模の事など、わかるまい。

その時、何も無い空間から四角いキューブ型の物体が落ちてきた。

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ボックス ©著者:yorunoyami20

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