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それから1週間検査ばかりの毎日で、栄養は点滴で補給された。
友達とか、川とか、お見舞いに来てくれたけど、「会いたくない! 断って!」
って、学校の友達とは一切会わなかった。
入院してる私の姿を見せたくなかったし、入院してるってこと自体、恥ずかしかった。
遠いところ、来てくれた友達、川とかにも本当に悪いな。って思ったけど、元気な姿しか見せたくなかった。
お花とか、ケーキ、手紙、とかをお母さんが持ってきてくれた。
でも、退院するまでは手紙とかは見ないって決めてた。
見たらきっと泣いてしまう……
私が泣くとお母さんも悲しむ……
色んな検査したけど、私の貧血の原因は結局わからなかった。
股の左側を切って、カメラを入れて中を見る検査とかもしたけど、出血先の原因は、結局掴めなくて、1週間後に退院が決まった。
鉄分補給のお薬と、毎日出た便を少し取って、検査薬? に付けると反応で色が代わるかどうかの報告を、次通院で病院に行った時に先生に知らせる。
って形で、私は退院した。
原因不明の為。って事で、ほぼ病院代はただだった。
その時先生に言われた。
「よーこちゃん。ちょっと変わった体質してるから、きっと普通に部活とかもできてたんだと思う。普通なら倒れて打ちどころ悪かったら大変なんだよ? よーこちゃん見てると元気なのは分かるから、今回は退院って形とるけど、一応まだ、部活はダメだよ?
しばらく通院だからちゃんと来てね?」
退院出来ることに嬉しかった私は
「わかったー!!」
って言って先生の手を握った。
「またねー!」
手を振って先生に挨拶して病院内を走って外に出た。
(やっと学校に行ける。友達に会える。川……)
お母さんとバス停に行くと、お母さんが誰かに話しかけられてた。
私はバスが早く来ないかなー
ってばかり考えて、バスの来る方向先をずっと見てた。
乗る予定のバスの番号を前もってお母さんに聞いてたから、その番号のバスが来た時にお母さんに伝えた。
「来たよー!行こー!!」
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