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7章:私
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市役所の後、手土産にお父さんがよくお酒を飲む人って知ってたヨージは、日本酒を買ってた。
お母さん用の手土産もいつの間にか買ってて、ヨージの運転で私の実家に向かった。
車の中で、話すヨージに緊張してる様子が見えなくて、緊張してるのは私だけなんだ。
と思った。
ヨージが今どんな気持ちでいるのかわからなかった。
家に着いた時、両親がどんな顔で待ってるのか分からなくて、かなり緊張と不安が襲ってきた。
隣にいるヨージは、何食わぬ顔してて、
「ま、行こう」
言って、私より先に歩き出した。
その後ろに着いていって、実家のチャイムを鳴らした。
インターホンから
「はい」
お父さんの声がした。
りこです
言うと、隣から、
「アンド、ヨージでーす」
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