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9章:marriage (11/11)

それから先輩と付き合う事になって、楽しい、幸せな日々になると思っていた


けど次に会った時、先輩は神妙な顔をしたり、なんだか元気がないように見えた


「先輩どうしたんですか?
お疲れ?」

「っえ?
ああ…何でもないよ…」

そう言って私の頭を優しく撫でた


「本当に?」

「うん…」


触れた唇

繋いだ手と手

やっと、先輩とこうして一緒にいれる幸せ



その日最初に先輩に会った時の雰囲気は、それ以降は感じなくて

杞憂に終わった



そうして、付き合ってから数ヶ月

その日は夜景の見えるレストランで食事をする事になっていた

わあ…普段こんなお店来ないから緊張するけど、なんかテンション上がるなあ…!


なんて能天気に思ってたんだ


コースの後、デザートが運ばれて来た

そこにもう一人ウェイターさんがいて、花束を持っていた

え、花?

誕生日じゃないけど…

そんな事を思った後樹さんがウェイターさんから花を受け取った

え?

私に差し出す


「結婚しよう」


ええ…!

こんなドラマでしか見たことのないようなシチュエーションって…ほんとにあるんだ…

何故か冷静に自分を客観視していた

でもこれは今、目の前で起こっている、現実

ずっと夢見ていた、瞬間


私は嬉しくて舞い上がった


「…はい!」
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群青色の時代 ©著者:菜園すず

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