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7章:過去〜8月16日
「結局、希望って何だったんだろうな」
キッチンに戻ってきた4人。
椅子に座り恭弥が口を開いた。
「やっぱりクミが言った
無事、4人で帰りたい
が正解なんじゃない?
私もそう思ったし」
カナコが言う。
健太がグラスを片手に
「まぁ確かに・・・
俺もそう思った」
と呟いた。
「うん」
恭弥も同じに気持ちの様だった
4人が同じ希望を持ったから扉が現れたのだろうか
そんな事を思いながら時計を見る。
―PM12時―
『みなさん
早かったですね
こんなに早くmissionを説かれた方はいらっしゃいませんでしたよ。』
暗闇からサクラが音も立てず
現れた。
『0時までは
何もする事はありません。
0時になりましたら
またメールを確認し、
次のmissionに備えてください。
何かわからない事などありましたか?』
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不思議な国 ©著者:雄菜
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