2章:出会い (2/6)

千葉駅に着いた。
寒くて寒くて涙も凍りそうだった

心が凍っていた。地図を見ながら歩いていくと明るい駅からぐっと異様な光景が見えてきた。周りを見ると全部ソープのお店。ソープはもっと大変だと言う。
そのソープ街の奥にラブホテルが軒並み立っている。

歩いて行きながら怖くて仕方がなかった、こんなところに呼ぶなんて、もしかしてやくざ？
次はどんな人なんだろう？
また本番なのかな？怖かったらどうしよう？

今なら引き返せる。
いや引き返すことができない私はまたここで私と言う人間を捨てた。私は柚香だ。
強く思いホテルに入っていった。
305.そこに着いた時に時間を見て呼び鈴を押した。

どんな人が出てくるかドキドキだった。