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6章:終活の準備 (14/14)





凄く良いご夫婦に引き渡せて、新居に引っ越した。

中古マンションでたぶん長く住んでる同年代の方が多いんじゃないか、という感じ。
近くには病院、公園、スーパー、そして駅までは徒歩8分
マンション1Fにはコンビニまであった。



優子たちは口々に、便利で良いと言った。

確かにそうなんだけど。
あの家に未練がない事はない。
夢にまで見る。
でも年齢的にもこれで良かったというのもわかるから、この家をまたお気に入りで飾ろうと思う。


プランターや単体の鉢植えなんかは出来るだけ持ってきたから。




14F建ての1Fには猫の額ほどの庭があり、少し奥まってるけど運良く角部屋だった。
LDKは16畳、寝室は6畳
浴室はマンションサイズ
通路?廊下に人1人入るくらいの押し入れがある。
人1人入るくらいの、には思い出があった。


葉山の客間のクローゼット
あの頃はあれで収納が出来てしまうくらいの荷物しかなかったっけ。
長く生きてると荷物も思い出も増えてしまう。
これからは少しずつ今定番化した断捨離というものをしてかないといけないんだろうなぁ。


片付けをしながら、そんな事を思うようになった。



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鉄の不文律 ©著者:愛希

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