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3章:勃発 (14/14)





結末から言うと
その日、一気に飲み干してもさほど酔ってない沼田に抱かれた。
緊張はほぐれなかったけど、初めて沼田を男として、オスとして見れた。

いつもぶっきらぼうな沼田が真逆に優しく感じた訳ではないけど、男らしさというものを見せられた気がした。




終えたあと、お互い息切れをしながら何だか笑ってしまった。




沼田「傍にいれるだけ、って言ってたのにな。
口に出したら、歯止めがきかなくなった。」



私「男のそういうのはこれからも信じないようにします。」



沼田「そう言うな。」



お互いに天井を眺めてたけど、沼田は私の首に手を滑り込ませ、また愛情表現をする。
さっきは一歩間違ったら獣かと思うほどだったけど、今度は割れやすい何かを扱うように。





思わず息が洩れる。






沼田「かなり長い間、ずっとこうなる事を待ってたんだよな。
思いの外、葉山と長続きしやがったから。

いつの間にか四十越えた。」




私「待って頂いてたなんて知りませんでしたから。」




沼田「そりゃそうだ。
気づかれて堪るか(笑)



美野和、俺とこうなった事
後悔してるなんて言うなよ?」





私「言いませんて。


思うだけに留めておきます。」





沼田「はっ?」





笑いあった。
肌をぴったり合わせながら。
筋肉質というよりは、うっすら脂肪を纏って滑らかな肌が純粋に気持ちいい。





沼田「この待っていた数年間
どうしてくれよう。」



私「私に責任はないと思いますが。」




沼田「あるだろ。」




沼田が私の鎖骨の下にある、薄い膨らみに薄い唇をつけながら指先でなぞる。




沼田「キレイだな、美野和は。」






私「初めて言われました。」



沼田「お前もいい年だけど、汚れを知らない、そんな感じがする。」


私「そこまで汚れてないはずですよ(笑)」





沼田「そうか、そうだよな。」





全身くまなく。
こんなに間近に肌を見られる事なんてない。
それでいて、私には何もさせないなんて。

私にだって、ある程度する事はあるのに。



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鉄の不文律 ©著者:愛希

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