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6章:絢-Ⅱ (1/5)

6章:絢-Ⅱ

(なんでコウサンは…)

聡美に聞いてから、絢は良くコウの事を考えてしまう

「絢がヤン無いなら、アタシとしょって言っといて…コウはもう絢しかシナいってアタシとはシテくんないから」

聡美の言葉が頭にうかぶ


♪♪♪着信する

「嘉香サン指名です、お願いします」

OKして繋いで貰う

「今晩わ、フェアリーフォンの嘉香です」

「今晩は「ヨシカ」サン」

あの声が響き、絢はドキドキして顔が赤くなった

(…)

「どした?…怒ってる?嫌われたかな?」

「ごめんなさい…考え事してたので…」

顔に火照りを感じながら応えた

「Hな事でも考えてたかな?声がいつもより艶っぽいね」

「チっ…違います…」

「なーんだ…残念…ヨシカサンの喘ぎ声聞けるかと期待したのに」

「シマセンっ…カラ」

「なんで?ココするダイヤルでしょ?」

「疑似ナラ…ヤリ…マス…か?」

「糊ゎヤン無い…声も微妙に違うし」

(…)

「ヨシカサンは下ネタも駄目だし、普通の話ししますか」

「スミマセン…」

言いつつも考えてしまう

(なんで謝ったんだろ?)


コウの話は面白いって訳では無いが、ものしりで優しく話してくれるので、いつしか絢は時間を忘れて話していた


「ヨシカサン元気出て良かったゎ」

「ありがと…楽しかったデス」

「またね!」

電話が切れ、絢は何だか寂しく感じていた。
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は ず か し い… ©著者:愁

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