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4章:伝説の大工よ永遠に
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俺は、職場に向かうのに玄関を出るとお隣の青木工務店のユニックが表に出ていた。
忙しく道具を積んでいる青ちゃん。
『何だ仕事か?』
この一言が言えずにいた。
妻から接近禁止令が出されているので、お隣の門出も親のように遠くから見守るだけだった。
『さらば伝説の大工』
もう世間から伝説の大工と呼ばれる事も無いだろう。
幻の大工に舞い戻るなよと念を込めて、車に乗り込んでエンジンを掛けるとその音で青ちゃんと目が合う。
俺は、クラクションを鳴らした。
『ファーーーン』
青ちゃんは、ガッと手を上げてこちらに拳を見せてくる。
伝説の大工と呼ばれた男が新たなステージに旅立っていった。
その後ろ姿は、凄くかっこよく見えた。
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伝説の大工〜season2〜 ©著者:ダディ
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