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2章:伝説の大工の悩み事 (2/5)

2021年7月上旬

伝説の大工といつもの様に作戦会議をいつもの面子で縁側で行っていた。

私、児島勇次と娘の向日葵
そして言わずと知れた伝説の大工
3名でお茶を啜りながら夏が近付いてくるのを縁側で感じていた。

青木「麦茶持ってくるわ」

伝説の大工は、立ち上がって麦茶を台所に取りに行く。

向日葵「プーッ」

娘の向日葵は、その伝説の大工の大きな背中に敬意を表して、煎餅を投げながら叫ぶ。

向日葵「とと、プーッあちあち」

俺「プーちゃんひまちゃんの麦茶取りに行ったんだよ」

青ちゃんは、麦茶を娘のマグマグに注ぎ娘の前に置く。

娘は、それを手に持ってグビグビと飲んでいる。

白菜の漬け物を摘まみながら熱いお茶を啜る。

俺「いやぁうめえなやぁ」

青木「しかし飽きもせず毎日来るなぁ」

俺「ここが落ち着くんだよ」

青木「婿養子だから居場所がねえ訳か」

俺「んにゃ俺そういうのねえから」

青木「だったら家でゆっくりすりゃいいじゃねえか」

俺「いいじゃねえかよ。俺青ちゃんしか友達居ねえんだからよ」

青木「よくそういう事平気で言えるよな」

俺「事実だからな(笑)それに俺んちの色々な事知ってるべよ。律とか優斗とかよ」

青木「奈緒ちゃんどうなんだ?」

俺「普通にしてるよ…そう見せてるだけだろうがな」

そう言うと俺達は、無言でお茶を啜っていた。

暫しの静寂の後に青ちゃんは、思い出したかの様に話題を変える。

青木「おい!こないだ見たぞ」

俺「あっ?何を?」

青木「夫婦で手繋ぎながら歩ってたべ?」

俺「ウォーキングだよ。全くくたびれ儲けに歩って何が楽しんだか」

青木「しかし児島夫婦は、仲良いな」

俺「何だ青ちゃんは、上手くいってねえのか?」

青木「はぁ…」

青ちゃんは、深い溜め息を吐いて遠くを見ていた。

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伝説の大工〜season2〜 ©著者:ダディ

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