レンの鬼教官ぶりはけたたましく、ただ憧れて志願した者は早々に断念して行く。
今までは一度城に仕えた者は骨を埋めるまで拘束されていたが、訓練兵のみ選択肢を与えられ、訓練を終えた者は自らその道を選ぶ事が許された。



諦めて故郷に帰る者も居れば、そのまま決意を固めいつでも戦場に行く覚悟で残る者もいる。
それは自ら決断した為今までよりも遥かに兵士らしい人材が残された。




世の中は変わりつつあり、犯罪や事件も数多くあったが市民の安全を守る為だけの兵士が新たに配属され、特殊部隊は徐々に数を増やし日々訓練を重ねアロが部隊のリーダーを務めていた。





強くなければ生き残れないと女達は逞しくなり、以前より格段にその数を増やす。




しかし、男に比べ体力も劣る為それを鍛えるのはレン達も苦労したようだ。
まだ若い女に、いくら空砲とは言え銃口を突きつけるのは問題視された。