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8章:杏寿郎の想い(2)と、一色の決断
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恋人となった初夜。
杏寿郎の部屋に、布団を二組くっ付けて敷く。
「あの…杏寿郎様の方へ行っても…宜しいですか?」
杏寿郎は布団に空間を作ると、一色は中に入って行く。
杏寿郎は一色に腕枕をし、一色の額に唇を落とすと、一色を強く抱き寄せた。
「いきなり…肌を合わせようとは思っていない。だが、日中でも、手を繋いだり…抱き締めたり…すると思う…嫌だと思う時があれば、言ってくれて構わない…」
「本当に、優しい気持ちの方ですね…」
その夜、一色は杏寿郎の腕の中で、眠りに着いた。
杏寿郎もまた、一色が眠りに着いたのを確認すると、抱き締めたまま眠りにつく。
一色は初めて、「安らぎ」を覚えたのだった…
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鬼滅の刃…煉獄杏寿郎…lover ©著者:マサムネ
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