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8章:杏寿郎の想い(2)と、一色の決断
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一色を真っ直ぐに見つめる杏寿郎。
一色を想う気持ちに、一点の曇りも無く。
「一色…。貴女の事が好きだ…。改めて、言わせてもらいたいのだが、自分の女になって欲しい…ゆっくりで構わん。俺に寄り添い、俺と同じ時間を…」
「煉獄様…。宜しくお願い致します…」
「い…今…何と…」
「煉獄様と、お付き合いさせて頂こうと思います…。返事が遅くなりすぎましたが……」
一色の言葉に、杏寿郎の表情がパッと明るくなり、更に優しい表情で一色に歩み寄る。
屋敷のいたる場所に咲き誇る藤の花が、ゆらゆらと揺れ、二人を祝福するかのように、藤の花の薫りが二人を包み込んでいった。
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鬼滅の刃…煉獄杏寿郎…lover ©著者:マサムネ
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