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13章:白い花
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13章:白い花
結海の最後のわがままを聞いた裕也は、2人の遺灰を近くの海岸に撒いた。
そして深くため息をつき、海を眺めていた。
西島「 終わったな... 全て。 」
裕也「 西島さん、 あいつら、一緒になれたのかな。 」
西島「 ...。 かもな。 2人仲良く、地獄に向かう階段を、微笑みながら降りてる。そんな気がするよ。 」
裕也「 本当最低だよあの2人。 」
西島「 出逢った事を、後悔してるか? 」
すると裕也は暫く考え、そして笑った。
裕也「 ...。 いや。 」
西島「 そうか。 」
西島が裕也に会ったのはその日が最後だ。 木村も最早、何処にいるのかすらわからない。
世間では何事も無かった様に時間は流れ、やがて結海が過ごしたあの場所も変わり大きな公園がつくられ温泉施設で賑わっている。
最後に過ごした平家は取り壊され、所有者だった社長は結海の死体を引き渡し警察には連絡すらしないで貰えた。しかし、2人には幸せに暮らして貰いたかったと、涙を流していた。
西島は毎年、2人の命日には遺灰を撒いた社宅近くの海岸に訪れる。
家が建っていた場所は何も無い。ただ雑草が生い茂る空き地となっていた。
しかし、そこには必ず、西島が訪れると綺麗に包装された百合の花が供えられていた...
最初はすぐ近くの鉄工場の社長かと思ったが、隣に置かれたメンソールタバコの吸い殻に思わず笑みを浮かべた。
彼も毎年この時期になると現れているのだ...
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