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8章:変化

梅雨の季節が終わりを告げ蒸し暑さを感じ始めた頃になると、彼女は隙間から入り込む害虫に毎日悲鳴をあげていた。



田舎暮らしは静かで良かったが、エアコンも無い借家の夜は寝苦しく網戸にすると異常なほど蚊が入り込み血液求め付き纏う。



痺れを切らした黒川と結海は再び離れた家電製品屋に行きエアコンを購入した。





黒川「 金かかるな本当。」





結海「 家賃かからないんだから文句言わないの。 」




黒川「 いつか俺らが出て行ったら次住む奴に家賃貰いたいくらいだな。 」




結海「 出るの? 」





黒川「 ずっとここには住めないだろ。 台風来たら飛ばされるかもな。 」





結海「 それ言えてる。 」





黒川「 夕飯何? 」





結海「 煮魚作ったの。 」




黒川「 煮魚?魚なんかいつ買ったんだ。 」





結海「 漁師さんがくれたの。どうせ捨てちゃう魚なんだってさ。その人も野良猫に餌あげててさ!」





黒川「 ...。 」





結海「 なに? 」
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去り行く者達 ©著者:REN

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