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9章:狂い始めた歯車 (2/37)

それからも会社にはきちんと出勤しつつ、デリヘルへも行った。

そして、水曜日。
デリヘルが休みだったので、SHINEに行く事にした。


春樹には、事前に【明日も仕事だから3時には帰る】と伝えていた。


オープン早々に店に入ると、まだお客さんは来ていないようだった。

春樹が髪のセットしてるから待っててと、聖弥がついてくれた。


聖弥「この前まゆが絡んだって?ごめんね」

りお「あー、うん、大丈夫だよ」

聖弥「まゆの事、まだ怒ってる?」

りお「んー、怒ってるってゆうか…なんか、逆に私の事を怒ってるのかな?グサグサ傷付くこと言ってくるんだよね」

聖弥「ごめんね」

りお「せいちゃんが謝る事じゃないよ…てゆか、あの日って土曜日だったよね?エースの人は?」

聖弥「あぁ、切れた(笑)」

りお「そっか…なんか変な事聞いてごめんね」

聖弥「いや、いいんだ。俺も最近けっこう限界(笑)」

りお「……まゆちゃん?」



すると、春樹が来た。

聖弥はサッと春樹にビールを注ぎ、話を変えた。


私もそれ以上は聞かなかった。


少し3人で飲み、聖弥はアップした。

お店にもお客さんが段々と増えてきて、春樹と2人っきりになった。


この前のアフターのお金の事がずっと気になっていた。

でも…聞いたら嫌われるよね?


嫌われるのが怖くて聞けずにいると、そんな私のおかしな態度に春樹が気付いた。


春樹「りーちゃん…?」
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こんな未来。 ©著者:月うさぎ

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