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4章:進んだ先に見えるもの (30/31)

それから、片付けをして帰る事にした。
時計を見ると1時過ぎ。

完全に夜型になっている。
ゴールデンウィーク終わる日には生活を戻さないと。


帰りは聖弥がマンションまで送ってくれた。
指名してるホスト以外と連絡とったり会うのは爆弾と言うらしいが、元々が友達だしと言って2人で歩いた。


聖弥と2人、話は私と春樹の話だった。


聖弥「りーちゃん、ぶっちゃけ春の事どお思ってる?好き?」

りお「え?なに急に〜(笑)そりゃ好きだよ」

聖弥「そうじゃなくて!」

りお「えー分かんない。ホストって事もよく分かってないかも(笑)」

聖弥「春は新人の時から一緒で一緒に幹部補佐に昇格して。戦友なんだよね」

りお「うん」

聖弥「悪い奴ではないんだけどね」

りお「うん」

聖弥「俺さ、りーちゃんも好きなのよ」

りお「えーっ?」

聖弥「いや、友達としてね?」

りお「分かってるよ〜冗談」

聖弥「りーちゃんを傷付けるような営業とか…泣かせたりしないで欲しいって、初指名の日に春に言ったんだ」

りお「へえー」

聖弥「そしたら、あいつ、そんな事は思ってないし、本当に良い子だと思ってるって言ったんだよ」


良い子。
どうでも良い子。

嫌な子。
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こんな未来。 ©著者:月うさぎ

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