2章:出会ってしまった私達 (2/29)

真由美に誘われてから、聖弥のお店に行くまでに時間はかからなかった。

翌週末も真由美の家で宅飲み。
聖弥は居なかった。

週末は聖弥の大事なお客様が来るらしい。
真由美との関係を疑っていて、そのお客様が来る日は真由美は店に行かないようにしているとか。

真由美と付き合ってる事、同棲している事は秘密なんだと言う。

聖弥は色恋営業はしないらしいが、それでも彼女の存在や匂わす事もNGだと言う。

身近なアイドルみたいなもんかな！と真由美はイタズラっぽく笑った。


そして、次の金曜日に一緒に聖弥の店に行く約束をした。
私は金曜日は仕事だし、土日が休みなので次の日も休みの土曜日が良かったけど、その聖弥のお客様が土曜日は決まって来店するので、真由美は店に行けないため金曜日になった。

金曜日は、22時に待ち合わせをして真由美とカラオケへ行ってから聖弥の店に行く事にした。

真由美はとても喜んでくれて、すぐに聖弥に連絡していた。